金糸銀糸の刺しゅうに彩られたちょうさ(太鼓台)の勇壮な練り歩きが見られる香川県観音寺市内の秋祭りが4日からスタートする。観音寺市観光協会は、誇れる祭り文化を広く発信しようと「観音寺市お祭りガイドブック 2025特別版」を8千部作製し、配布を始めた。


観音寺市内に150以上あるちょうさ、獅子舞、だんじりを写真入りで紹介しているガイドブック

観音寺市内に150以上あるちょうさ、獅子舞、だんじりを写真入りで紹介しているガイドブック


 4、5両日の伊吹地区の伊吹八幡神社、大野原町内野々地区の三部神社が皮切り。伊吹地区では、伊吹島が会場の一つとなる瀬戸内国際芸術祭秋会期の開幕直後の週末と重なる。みこしが漁船に乗り込んで島を1周する船渡御も行われる。
 ちょうさ20台以上が集まるさぬき豊浜ちょうさ祭は10~12日。ちょうさを差し上げて高さや勇壮さを競う「かき比べ」は和田お祭り広場で11日午後6時から、一宮神社で12日午後3時から。ちょうさ9台が練る琴弾八幡宮大祭は17~19日。18日午後7時から財田川河口で奉納花火の打ち上げがある。
 ガイドブックは、瀬戸芸開催や市合併20周年を迎えることを記念し、従来のチラシタイプの「秋祭りガイド」を一新して冊子形式にした。B5判、12ページ。市内各地区の秋祭りの日程のほか、計150以上あるちょうさ、獅子舞、だんじりを写真入りで紹介している。
 観音寺市観光協会(市総合コミュニティセンター)、大正橋プラザ観光案内所などで配布しており、瀬戸芸の案内所にも置いて観光客に手に取ってもらう。同協会ホームページからダウンロードもできる。問い合わせは同協会〈0875-24-2150〉。

(四国新聞・2025/10/03掲載)


観音寺市観光協会


関連情報