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志度寺創建1400年 きょうから秋会期 本尊特別公開など多彩
香川県さぬき市志度の四国霊場86番札所・志度寺(十河彰澄住職)は4日から、創建1400年記念行事の秋会期を開催する。国指定重要文化財の本尊「十一面観音立像」の特別公開など多彩な行事を企画。11月3日まで。
志度寺は625(推古33)年創建。四国霊場でも屈指の古刹(こさつ)として知られ1400年の節目となる今年は、春会期(4月26日~5月25日)、秋会期(10月4日~11月3日)に分けて記念事業を展開している。
秋会期は4日午前10時からの開白法要で幕開け。会期中は十一面観音立像の公開のほか、薩摩琵琶と小鼓のコンサート(5日)、薬師寺寛邦お遍路結願記念ライブ(18日)などを計画している。25日には高松市出身の能楽師・伶以野(レイヤー)陽子さんが、同寺の縁起絵図に描かれた「海女(あま)の玉取り伝説」に基づいた能を披露する。
2027年に創流100周年を迎える生け花の草月会も協力。3日は同会県支部(沼田広菜支部長)のメンバー20人が、本堂内外と手水舎の3カ所にツバキや菊、アジサイ、スターチスなどの花を生けて境内を彩り、秋会期スタートの準備を整えた。
問い合わせや行事の予約は志度寺〈087-894-0086〉(午前8時~午後5時)。
(四国新聞・2025/10/04掲載)