金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)の例大祭が9日から11日まで、表参道などで営まれる。中心行事の「みこし渡御」(お下がり)が平安絵巻さながらに行われるほか、舞楽奉納なども企画されている。


博雅会が奉納する「還城楽」(資料)

博雅会が奉納する「還城楽」(資料)


 本宮では9日午後4時、10日午前10時、同午後4時に、巫女(みこ)らが八(や)少女(おとめ)舞などを奉納する。お下がりは10日午後9時に本宮を出発。金色のみこしをはじめ、馬やかごに乗った頭人(とうにん)、神馬、神職ら総勢約600人の大行列が、2時間ほどかけて約2キロ先の神事場を目指して進む。
 神事場では、11日午後1時から雅楽演奏ユニット「博雅会(はくがかい)」が舞楽「振鉾(えんぶ)」「還城楽(げんじょうらく)」を奉納。同午後9時からは、「お上がり」の行列が本宮へと戻る。
 また11日午前10時から午後4時までは、神事場で例大祭奉祝奉賛会(会長・片岡英樹町長)によるステージイベントも開催。琴平が舞台の映画「虹色はちみつ」で主題歌を担当した舞子さんの歌の奉納や、こんぴら船々おどり、ダンスなどが繰り広げられる。
 表参道周辺の道路は10日午後7時から11日午前2時まで、歩行者専用となる。問い合わせは奉賛会事務局〈0877-75-6710〉。

(四国新聞・2025/10/08掲載)


金刀比羅宮



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