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まちなか包む幻想の光 丸亀城×JR丸亀駅前ライトアップ 市制施行20周年、初コラボ
丸亀城(香川県丸亀市一番丁)を幻想的な光で彩る「キャッスルロード」が城内各所で開かれており、市民らでにぎわっている。今年は市制施行20周年を記念し、JR丸亀駅南口広場(同市浜町)の「ウインターイルミネーション」も前倒して同時開催。瀬戸内国際芸術祭2025秋会期も開催中とあって、両イベントを主催する市観光協会は「市民や観光客には夜の丸亀を存分に楽しんでもらいたい」としている。
両イベントのコラボレーションは初めてで、いずれも香川丸亀国際ハーフマラソン大会が行われる来年2月1日までのロングランで開催する。
キャッスルロードの見どころは約150メートルの見返り坂。例年、通り沿いの木々を色とりどりにライトアップしていたが、今年は大幅にリニューアルし、白色の発光ダイオード(LED)約1万2千個を幹や枝に飾り、明るく華やかな坂道を演出した。
例年実施している「扇の勾配」と称される石垣のライトアップも圧巻。二の丸井戸は大手前丸亀中学・高校の生徒有志が制作した三角灯籠で彩っている。
期間中は、天守の夜間特別開館(11月30日までの土日、祝日と来年1月31日、2月1日)、お笑い天守ライブ(11月15日)などのイベントも実施。また、市民ひろばには、新たにゾウとライオン、ツリーのイルミネーションを設置し、来場者の目を引いている。
JR丸亀駅南口広場のイルミネーションは、四国職業能力開発大学校(同市郡家町)の学生がデザインを考案。市花のサツキや市木のヤマモモをはじめ、本島が会場の瀬戸芸にちなんで塩飽諸島をイメージした光の演出も施している。
城内イベントの問い合わせは丸亀市観光協会、0877-85-5852。
(四国新聞・2025/10/18掲載)