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絵本作家、動物画家、香川短大生 海描く多様なアート 四国水族館、瀬戸芸連携第2弾
香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁の四国水族館で、海の生き物や自然をテーマとした「アートギャラリー」の第2弾が開かれている。高松市のアーティスト兼絵本作家の飛鳥童さん、動物画家として活動する同市の桜雨(さくらめ)はるとさん、香川短期大学生のアート作品計3種類を一挙に紹介し、来館者の注目を集めている。11月30日まで。
同ギャラリーは、瀬戸内国際芸術祭の連携事業「くるりアートかがわ」の関連イベント。第1弾は9月末まで、瀬戸内海に生きる魚の写真展などを開いた。
イルカ棟1階レクチャールームに展示している飛鳥さんの作品は、カナダ在住時の1994年に出版した絵本「飛鳥が描いた海の生物」のコピー画17点。ザトウクジラやイルカなどが、鮮やかな色彩や繊細なタッチで描かれている。
桜雨さんは独学で動物を描いている若手画家で、今回は同館のイルカやシュモクザメなどを描いたアクリル画24点を同棟1階海豚ホールで展示。本棟2階の香川短大の作品は、デザインアートコースの学生が海中のごみを利用して制作したモザイクアートで、オリーブハマチや盆栽など香川の名産品を表現している。
10月19日午後1時半からは、飛鳥さんのギャラリートークが予定されている。
(四国新聞・2025/10/19掲載)