JR四国(香川県高松市)は25日から、高徳線「特急うずしお」で新アンパンマン列車の運行を開始する。「2600系」特急系気動車の2両2編成をそれぞれ「アンパンマン」と「ばいきんまん」をコンセプトにした車両デザインに改装。23日には高松市内で導入車両を報道陣に公開した。


高徳線「特急うずしお」に導入される新アンパンマン列車=香川県高松市

高徳線「特急うずしお」に導入される新アンパンマン列車=香川県高松市


 アンパンマン列車は2000年にデビューし、現在は5種類の列車が四国内や岡山を行き来するほか、運行開始25周年を記念し、来年1月12日までの期間限定で初代デザインの復刻列車も高知―中村・宿毛間で運行している。
 新列車の導入区間は高松―徳島間で、1日5往復を運行。高徳線では24年3月まで徳島―阿波池田間の徳島線をメインに走る「ゆうゆうアンパンマンカー」が土日祝日や夏休みに運行されていたが、毎日運行の導入は初めて。
 外装に「アンパンマンとそのなかまたち」をあしらったオレンジ基調の車両と「ばいきんまんとそのなかまたち」をデザインしたブルー基調の車両があり、それぞれ1両ずつの2両編成で運行。車内にも天井にアンパンマンに登場する人気キャラクターを施した。
 25日午前11時15分からJR徳島駅の1番ホームで出発式を開く。アンパンマン列車事業推進室の上柿舞マネジャーは「アンパンマン列車は世代を超えて愛されてきた。これからも列車事業が盛り上がるように頑張りたい」と話した。

(四国新聞・2025/10/24掲載)


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