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召し上がれ! 自慢の養殖魚、極上海鮮定食に 多度津高生、5種盛り込み 瀬戸芸合わせ限定販売
瀬戸内国際芸術祭2025秋会期に合わせて、多度津高校(香川県仲多度郡多度津町栄町)の生徒たちが、多度津港に隣接する居酒屋「笑門家(えーもんや)」(同町東浜)とコラボし、同校のオリジナルブランド魚など5種類を盛り込んだ「ALL多度津高校スペシャル海鮮定食」を考案した。31日、11月1日に同店で限定販売する計画で、瀬戸芸会場の高見島に訪れる県内外の人たちに向けて、自慢のブランド魚をアピールする。
同校では海洋生産科栽培技術コースで、サツキマスの「DCJサーモン」(2013年)を皮切りに、オリジナルブランドの魚介類を次々と開発し養殖している。これまでブランド魚を単品でPRすることはあったが、今回瀬戸芸に合わせて、一挙にお披露目することにした。
定食にはDCJサーモンのほか、世界で初めて完全養殖に成功したサヨリ「瀬戸のキラメキ」、ブナシメジの菌床を餌に活用した「健康キノコ真鯛(まだい)」、うどんを餌にした「讃岐うどん雲丹(うに)」、同校で陸上養殖に取り組んでいるアワビを使用。海洋生産科食品科学コースの生徒有志が提案したレシピを基に、同店が「サヨリ姿造り」「鯛とマイタケの天ぷら旨味(うまみ)ダレ」「鯛とサツキマスのカルパッチョ風」などに仕立てた。
16日には同店で試作会があり、生徒6人と門秀俊店長らが参加。生徒たちは魚のさばき方や下処理の仕方、盛り付け方などを教わった。販売当日は、生徒たちが盛り付けや配膳を手伝う予定。
栽培技術コース3年元木幸汰さん(17)は「自分たちが育てた魚介類が、いろんな人に食べてもらえるのは楽しみ」。食品科学コース2年脇裕翔さん(17)は「多度津高校のみんなで作った料理。味も見た目も最高なので、感動して帰ってほしい」と期待を込めた。
31日と11月1日は午前11時から午後2時まで、各日25食限定で販売する。2500円。詳細は同校海洋生産科のインスタグラム〈@k.seisan〉。
(四国新聞・2025/10/25掲載)

