かれんな花々、秋風に揺れ　萩原寺でハギ見頃　観音寺

　秋の訪れを告げるハギ見頃―。ハギの名所として知られる観音寺市大野原町の萩原寺（秋山行徳住職）で、境内のハギが赤紫や白色のかれんな花々を咲かせている。２３日には恒例の「萩まつり」が開かれる。

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　同寺では４５年ほど前からハギを育てており、株分けした木々を植栽して品種を増やすなど、約１５品種２５００株が境内を彩っている。同寺によると「朝晩の冷え込みが徐々に強まり、まつりの時にはちょうど見頃になりそう」と話している。

　垂れ下がった枝には小さな愛らしい花が無数に付いており、参拝者は風に揺れる様子を楽しんでいる。友人らと毎年訪れるという丸亀市飯山町の香川久仁子さん（８５）は「鮮やかなハギが揺れると、とても涼しそうで心地良いし、癒やされる」と喜んでいた。

　萩まつりは、午前１０時から。野だて茶会や琴の演奏があるほか、大野原中央公園ではキャラクターショーやお笑い芸人が出演するなどさまざまなイベントが予定されている。

（四国新聞・2019/09/20掲載）

萩原寺

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