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玉藻公園、幻想的に 高松市と学生連携 3日までライトアップ
香川県高松市玉藻町の史跡高松城跡・玉藻公園で10月31日、ライトアップイベント「玉藻あかり物語」が始まった。柔らかな光に照らされた公園内ではプロジェクションマッピングなどで幻想的な雰囲気を演出し、訪れた人を魅了している。3日まで。期間中は入園無料。
夜型観光の推進やにぎわい創出を図ろうと、市が昨年に続き開催。今回は玉藻公園の開園70周年記念事業として、地元の学生らと連携して実施している。
桜御門では穴吹デザインカレッジの学生たちが制作した映像を投映。春夏秋冬をテーマにした絵や幾何学模様が音楽に合わせて次々と映し出され、来園者が足を止めて写真や動画に収めていた。披雲閣庭園には、香川大学の学生たちが地元の幼稚園児らと一緒にペットボトルで仕上げたランタンが並び、ほのかな明かりで公園の夜を彩っていた。
披雲閣では、同公園の70周年を記念したパネル展示やコンサートもあり、来園者が夜のひとときを満喫していた。この日は雨の影響で県の伝統的工芸品「讃岐提灯(ちょうちん)」を使用した鞘橋(さやばし)のライトアップが中止となったが、1日からは楽しめる。
ライトアップは日没から行い、期間中は午後9時半まで入園時間を延長する。1、2の両日は公園内各所や公園西門北のプロムナードなどで約50組の獅子舞が迫力ある演舞を繰り広げるほか、2日は桜の馬場の特設舞台で「高松薪能」が、3日は披雲閣で弦楽三重奏がそれぞれ楽しめる。一部イベントは有料。
(四国新聞・2025/11/01掲載)

