香川県さぬき市津田町の津田の松原とその周辺で10月30日、「すなはまフェスティバル」(同実行委主催)が始まった。砂浜に並んだ400枚超のTシャツアートが爽やかな秋空に映え、訪れた人たちは写真を撮影したり、飲食などのマルシェを楽しんだりしている。3日まで。


砂浜を彩るTシャツアート=香川県さぬき市津田町、津田の松原

砂浜を彩るTシャツアート=香川県さぬき市津田町、津田の松原


 イベントは多文化共生の活性化が目的で、2022年から毎年開催している。今回は津田の松原で会期を通して行われるTシャツアート展のほか、1、2日には「KINRINマルシェ2025meetsすなはまフェスティバル」(県主催)が開かれるなどさまざまな催しがある。
 Tシャツアートは、地元の子どもたちや地域で暮らす外国人、障害者アーティストらがデザインを考案。初日の30日は、来場者がお気に入りの1枚を見つけては、スマートフォンなどで写真に収めていた。今回は会場でゆったりくつろいでもらおうと、砂浜を掘って作った「すなはまベンチ」も設置しており、利用した人たちは瀬戸内海の風景に癒やされていた。
 田村美津子実行委員長は「イベントとのコラボやベンチの設置など例年と異なる部分も多いので、たくさんの人に見に来ていただけたら」と呼びかけている。

(四国新聞・2025/11/01掲載)



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