香川県内最大級の菊花展「公渕菊花展」が香川県高松市東植田町の公渕森林公園で開かれている。県内外の愛好家が愛情を注いで育てた色鮮やかな花々が来園者を楽しませている。16日まで。


色鮮やかな菊が来園者の目を楽しませている「公渕菊花展」=香川県高松市東植田町、公渕森林公園

色鮮やかな菊が来園者の目を楽しませている「公渕菊花展」=香川県高松市東植田町、公渕森林公園


 菊作りの技術向上と普及などを目的に、公渕菊花同好会(豊田民男会長)が毎年開催。今回は香川、徳島両県の会員12人と市内の小学生が手がけた作品計約700鉢を展示している。
 会場には、白や黄、ピンクなどの大菊をはじめ、高さ50センチほどの福助菊、盆栽菊などがずらり。1本の苗を半球形になるように仕立てた「千輪作り」、大小さまざまな菊を組み合わせて空間を演出した総合花壇もあり、訪れた市民らは写真に収めるなどしながら思い思いに観賞していた。
 同会によると、今年は例年より5日ほど開花が遅れており、豊田会長は「夏の暑さで多くが枯れ、育てるのに苦労した。会員の労作をぜひ見てもらいたい」と話している。
 開催時間は午前8時から午後4時まで。菊の鉢植えのほか、チューリップやカサブランカの球根、焼き芋、柿などの販売などもある。

(四国新聞・2025/11/02掲載)


公渕森林公園



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