香川県高松市の栗林公園で18日夜、秋のライトアップに向けた試験点灯があった。赤や黄色に色づき始めたカエデやイチョウが柔らかな光に照らされ、夜空を彩った。ライトアップは21日から30日までの10日間。


試験点灯でライトアップした栗林公園。柔らかな光に照らされ、色づき始めたモミジが浮かび上がった=香川県高松市栗林町

試験点灯でライトアップした栗林公園。柔らかな光に照らされ、色づき始めたモミジが浮かび上がった=香川県高松市栗林町


 観賞コースとして、東門と北門を出発点に南湖や日暮亭などを巡る約2・5キロを設定。見どころの一つは、南湖内に浮かぶ「楓嶼(ふうしょ)」や南湖沿いの「楓岸(ふうがん)」付近。鮮やかな赤や黄色の木々が湖面に映えるさまは圧巻で、この時季ならではの風景が楽しめる。
 また、鹿鳴原(ろくめいげん)では、竹を模した和の装飾物を初めて設置。無数の穴からこぼれる光が地面を照らし、幻想的な空間を演出している。
 事前予約制の和船の夜間運航は現時点で予約が埋まっている。期間中は開園時間を午後9時まで延長(入園は同8時半まで)。問い合わせは同公園観光事務所〈087-833-7411〉。


特別名勝 栗林公園



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