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高松の伝統産業知って 漆のアクセサリー/庵治石の本立て… 30日まで 高松市美術館で作品展
漆器や石製品など伝統産業の製品を紹介する作品展が、香川県高松市紺屋町の市美術館中2階展示ロビーで開かれている。作り手が工夫を凝らした漆のアクセサリーや庵治石を用いた雑貨などが並び、身近な「存在」として注目を集めている。30日まで。
高松市では、特色ある伝統文化の継承や発展などを目的に、2014年に「市伝統的ものづくり振興条例」を制定。漆器など23品目のブランド力向上や普及などに取り組んでおり、その一環で本展を開催している。
会場では約20点を展示。漆製品では、富士山や屋島をモチーフにした象谷(ぞうこく)塗のカップや、水面に漆を垂らして皿などに写し取る「墨流し」の技法を用いた皿、花をかたどったアクセサリーが目を引く。
洗練されたデザインの庵治石の本立て、讃岐のり染めの靴、繊細な模様を施した菓子木型などもあり、デザイン性の高さが際立っている。
観覧無料。問い合わせは高松市美術館、電話087-823-1711。
(四国新聞・2025/11/20掲載)

