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アートな手袋誕生 フクシン、若手作家９人とコラボ 瀬戸芸きっかけの冬グッズ
手袋製造のフクシン（香川県東かがわ市）は3日、若手芸術家とのコラボ商品の販売を始めた。「WEAR THE ART」プロジェクトと銘打ち、抽象画や動物、ポップアートなどのデザインを商品化。かがわ物産館「栗林庵」（高松市）に同日開設したポップアップストアで9日まで販売するほか、今後は同社のECサイトなどで展開する方針。
若手芸術家とコラボした手袋＝香川県高松市
東かがわ市が瀬戸内国際芸術祭2025の会場の一つとなったことで、多くの若手芸術家が来訪するようになったのがコラボのきっかけ。市内で野外作品を展示するプロジェクトを行った東京のアートギャラリーの呼びかけで、国内外で活躍する9人の若手アーティストが参加した。
9月に東京で開かれた「東京インターナショナルギフトショー」で初公開し、好評を得た。一双5500円で販売する。
同社の福崎二郎社長は「瀬戸芸がもたらした『出会いの副産物』が、アートと手袋の融合プロジェクトとなったことに価値がある。そのストーリーに共感し、多くの人に身に着けていただきたい」と話している。
（四国新聞・2025/12/05掲載）