ニュース NEW
すす払い、迎春準備 金刀比羅宮
正月準備を始める「事始め」の13日、香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮(琴陵泰裕宮司)で「すす払い」が行われた。神職や職員約10人が本宮などのほこりやちりを丁寧に払い落とし、新年を迎える準備を進めた。
境内では既に、臨時のお守り授与所の設置など迎春準備が始まっている。参拝客が見守る中、職員らが長さ5メートルほどのササぼうきを使い、普段は手が届かない本宮の軒や天井のほこりを払って回った。御簾(みす)の汚れも布できれいに清掃。国の重要文化財に指定されている本宮など12棟の社殿群をはじめ、全ての建物を一日かけて清め、参拝客らの来訪に備えた。
同宮ではすす払いの後、巫女(みこ)アルバイトの説明会、本宮を飾る大しめ縄のかけ替え、大鏡餅の餅つきなど正月準備が加速していく。元日午前0時からは、新年最初の祭事・歳旦祭が営まれる。31日夜から3日午後8時までは大門を開門しており、夜間参拝もできる。三が日の初詣客は、昨年並みの50万人の見込み。
(四国新聞・2025/12/14掲載)

