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サンポートのにぎわい商店街へ 2月から直行バス 香川県が運行実験、20分間隔
香川県は来年2月1日から、高松市のサンポート地区と高松中央商店街をつなぐ「まちなか直行バス」の社会実験を始める。歩行者が使いやすい交通網を整え、人の流れを中心市街地全体に広げるのが狙い。期間は7月31日までの6カ月間。
池田知事は15日の定例会見で、社会実験の意義について「サンポートのにぎわいが期待以上に大きくなり、この集客を中央商店街に持ってくる必要性が増している。直行バスはその方策の一つ」と説明した。
実験では、県から委託を受けたことでんバス(高松市)が既存のバス停を利用して運行。「高松駅」から「三越前」、美術館通りにある「丸亀町参番街」を通って「高松駅」に戻る右回りと、反対の左回りのルートを設定する。
運行は午前10時~午後8時。20分間隔で各日計30本が走り、「高松駅」を0分に出るバスは右回り、20分と40分に出るバスは左回り。運賃は大人200円、子ども・障害者100円。
県は実験を通して乗車データの分析や利用者のアンケートを行い、利便性の高いルートやダイヤ、運賃について調べる。
(四国新聞・2025/12/16掲載)

