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師走かがわ=ウマ~くいく一年に しろとり動物園 干支引き継ぎ式
2026年の主役はウマ―。香川県東かがわ市松原のしろとり動物園で28日、年末恒例の干支(えと)の引き継ぎ式が行われた。大勢の来園者が見守る中、ヘビと馬の着ぐるみに身を包んだ新人飼育員が、巳(み)年にちなんだヘビと来年の午(うま)年の馬を引き合わせ、「園の主役の座」をバトンタッチした。
引き継ぎ式では、最初にヘビに扮(ふん)した飼育員の広瀬楽(がく)さん(20)が米国に生息する色鮮やかなヘビ、コーンスネークとステージに登壇。「今年もあと数日で終わってしまうが、ヘビのことをもっと知って好きになって」とアピールした。
その後、馬に仮装した飼育員の早坂駿汰さん(21)も登場。客席の後方に連れてきた雄のミニチュアホース、よしのぶ君(推定5歳)と雌のポニー、ゆりちゃん(推定14歳)を紹介しながら「午年は行動力、躍動、成功の意味がある。しろとり動物園も小さな努力をこつこつと積み重ね、大きな成功を収める年にしたい」と決意を述べた。壇上では、広瀬さんが「私が主役です」と書かれたたすきを早坂さんに手渡した。
式の後、ポニーを触らせてもらった小学5年生の川添哲穂さん(11)=大阪府茨木市=は「来年は(中学)受験の勉強と、お皿を洗ったり、ご飯を作ったりして家の手伝いも頑張りたい」と話していた。
同園は年末年始も営業している。29、30日は午前9時半~午後5時の通常営業で、31日から1月2日までは午前9時半~午後4時(元日は午前10時開園)。3日から通常に戻る。問い合わせはしろとり動物園〈0879-25-0998〉。
(四国新聞・2025/12/29掲載)

