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須田港「粟島だけじゃない」 詫間中美術部が絵地図看板 お薦めスポット7カ所紹介
香川県三豊市の粟島への定期船が発着する須田港(同市詫間町)周辺の史跡などのお薦めスポットを案内する絵地図の看板がお目見えした。地元の自治会が企画し、詫間中学校の美術部員が手がけた。生徒たちが考案したタイトルは「粟島だけじゃない! お散歩マップ」。同校のキャラクターをあしらって親しみやすいデザインにし、観光案内に加えて災害時の避難ルートも書き込んだ。
看板があるのは須田港の待合所に近い詫間漁協駐車場の入り口付近。粟島を訪れる観光客らに須田港付近の史跡に足を運んでもらうとともに、住民の郷土愛も育みたいと、須田自治会傘下の博智山(ばくちやま)友の会(横山明典会長)、須田自主防災組織(加藤英二代表)が企画した。
案内しているスポットは▽「摂政裕仁皇太子上陸記念碑」▽「安徳天皇と平家敗走の浜」▽「海軍航空隊記念碑」―など7カ所。
看板は縦100センチ、横130センチで、美術部の1、2年生12人がデザインを担当。「浦島太郎」の伝説にちなんだ同校のキャラクター「カメ太郎」を随所に登場させている。桜の名所の塩生山(はぶやま)では桜の木をモチーフに描き、海軍航空隊記念碑ではパイロットの服を着て「平和」を願う市花のマーガレットを手にした姿をあしらった。津波発生時の避難場所と避難ルートも示している。
生徒たちは昨年の夏休みに郷土史家の案内でフィールドワークを行い、イメージを膨らませた。昨年9月から制作に取りかかり、10月末に完成。台座などを地元の材木店主の山田健二さんが無償提供し、生徒たちと自治会関係者らがドリルやハンマーを使って据え付け作業を行った。
美術部の部長を務める2年香川湖南(こなみ)さん(14)は「絵地図制作をきっかけに詫間のことがよく分かった。『粟島だけじゃなく、他にもいい所があるよ』と伝えたい」と話した。
(四国新聞・2026/01/09掲載)

