香川県内の書道愛好家が研さんの成果を披露する第52回四国書道展(四国新聞社主催)が23日、香川県高松市紺屋町の高松市美術館で始まった。会場には初日から多くの書道ファンが詰めかけ、墨と余白が織りなす幽玄の美を楽しんでいる。25日まで。


書道愛好家の力作に見入る来場者=香川県高松市紺屋町、市美術館

書道愛好家の力作に見入る来場者=香川県高松市紺屋町、市美術館


 同展は、香川の書道文化の発展を目指して1971年に創設された公募展。漢字や仮名、前衛、近代詩文などのジャンルを網羅しており、県内最大規模の書道展として定着している。
 今展で大賞に輝いた同市の櫛橋一華さん(40)の漢字作品「過北邙山(ほくぼうざんによぎる)」をはじめ、準大賞4点、招待作家から選ばれた審査員特別賞7点、会長賞6点など書家や愛好家らから寄せられた全応募作377点を紹介している。
 会場には筆の流れや墨の潤渇などを追求した表現力豊かな力作がずらり。訪れた人は近寄って筆致を確認するなど熱心に鑑賞していた。同市牟礼町の書家奥谷龍仙さん(73)は「書き慣れた人たちが出品した幅広いジャンルの作品を一堂に見られるのは大変ありがたいこと。それぞれの苦労や試行錯誤が背景から見て取れた」と話していた。
 開催時間は午前10時から午後5時(最終日は午後3時)まで。入場無料。

(四国新聞・2026/01/24掲載)



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