仕事を終えて高松市中心部のライオン通を通っていると、つい居酒屋ののれんをくぐりたくなる。だが、きょうは丼物と決めている。行き先は中華料理「金龍」(香川県高松市今新町)だ。



 入店すると、店主の川田金永さん(62)の「いらっしゃい」が響き渡る。カウンター席に座り、いつも通り一番人気の「焼豚玉飯(やきぶたたまめし)」(スープ付き、850円)を注文。腹ぺこなので唐揚げ(6個、1100円)もいっちゃう。
 金永さんとの会話も魅力の一つ。料理を待つ間に「お店を始めてから結構長いですよね。いつから?」と尋ねると、「1993年6月9日」と即答。続けて「天皇陛下と皇后さまが結婚された日やで。めでたいでしょ」と満面の笑み。


やみつきになる味の焼豚玉飯は唐揚げやスープとの相性も抜群

やみつきになる味の焼豚玉飯は唐揚げやスープとの相性も抜群


 こっちも笑顔になったところで焼豚玉飯登場。器の大半を二つの目玉焼きが占領。半熟だ。スプーンでその一角を崩す。とろっとした黄身がその下に隠れていたご飯と焼き豚にかかる。はい、食べ時。32年間継ぎ足しの甘辛いしょうゆだれ、黄身の甘み、具材が口の中でハーモニーを奏でる。何とも癖になる味。ジューシーな唐揚げとともに一気に完食。目的達成。大満足。
 次に来た時は焼豚玉飯に次ぐ人気の「焼飯」もいいな。でも「いらっしゃい」の声を聞いたら「玉飯で」と即答しちゃうんだろうな。

(四国新聞・2026/01/30掲載)

中華料理「金龍」


所在地 香川県高松市今新町2-24
営業時間 午後7時~翌午前3時
定休日 日・月曜、祝日
TEL 087-851-0360


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