高松空港と琴平、三豊の2市町を直結するリムジンバスの運行が28日、瀬戸芸秋会期の開幕に合わせて始まる。金刀比羅宮や父母ケ浜といった観光スポットへのアクセス向上を図るほか、空港を利用する地元住民らのニーズも見込む。



 2市町が8月、人工知能(AI)やインターネットなどを活用して配車サービスに取り組む「モネ・テクノロジーズ」(東京)と締結した連携協定の第1弾事業。車両の位置情報や渋滞状況などをスマートフォンなどで確認できる。

 業務連携する琴平バス(琴平町)が1日7往復、計14便運行する。琴平町中心部の観光案内所「Kotori(ことり)」を経由し、三豊市内には市役所や父母ケ浜(仁尾町)、秋会期会場の粟島行き航路の発着地・須田港(詫間町)などの4カ所に停車する。

 「うどん空港シャトル」と銘打ち、車内はうどんにちなんだ装飾を施した。片道運賃は、高松空港から琴平まで1500円、三豊まではいずれの停留所でも2千円。琴平~三豊の利用は千円。26日に高松市内で車両が披露され、同社の楠木泰二朗社長は「多くの人に利用してもらい、琴平や三豊の活性化につなげたい」と述べた。

(四国新聞・2019/09/27掲載)


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