琴参バス(丸亀市)は、本島で瀬戸芸秋会期が開かれる期間中、普段は高松空港~JR丸亀駅で運行している空港リムジンバスを丸亀駅から丸亀港まで延伸する。併せて、空港バスや本島との船便、島内のバスなどをセットにした企画乗車券を27日から高松空港で販売する。

 県外、海外から空路を利用して本島を訪れる人の交通アクセスや利便性を充実させるのが目的。企画乗車券は空港リムジンバス(往復)に加え、▽丸亀港~本島港の船舶の往復便▽本島内のシャトルバス▽丸亀港~丸亀駅~丸亀城前の丸亀コミュニティバス―を利用できる。

 価格(往復)は大人(中学生以上)3300円、小人1670円。通常料金と比べて大人は650円、小人は320円お得になるという。

 観光客に丸亀コミュニティバスを利用し、丸亀城へ足を運んでもらうのも狙いの一つで、企画乗車券を提示すると天守入館料や城内の市立資料館の企画展観覧料が割引になる。本島の塩飽勤番所、丸亀美術館(同市中津町)などでも割引を受けられる。企画乗車券の販売期間は11月4日まで。問い合わせは同社〈0877(22)9191〉。

 ことでんバス(高松市)も秋会期の期間中、春会期と夏会期に続いて、高松空港発JR高松駅行きのリムジンバスを「芸術祭総合案内所前」停留所まで延伸する。高松港旅客ターミナルビル(同市サンポート)の西側に降車専用の停留所を設ける。運賃はJR高松駅までと同じ760円。

(四国新聞・2019/09/27掲載)


関連情報