香川県高松市のサンポート地区と高松中央商店街をダイレクトにつなぐ「まちなか直行バス」の社会実験が1日、始まった。臨海部から中心市街地へのアクセスを改善し、人の流れの活性化を図る。期間は7月31日までの6カ月間。


関係者らに見送られて出発する「まちなか直行バス」=香川県高松市浜ノ町

関係者らに見送られて出発する「まちなか直行バス」=香川県高松市浜ノ町


 実験は、JR高松駅ビル「高松オルネ」やあなぶきアリーナ香川(県立アリーナ)、徳島文理大高松駅キャンパスが誕生したサンポート地区のにぎわいを、周辺エリアに波及させる取り組みの一環。
 期間中は、県から委託を受けたことでんバス(高松市)が既存のバス停を利用して運行する。「高松駅」から「三越前」、美術館通りにある「丸亀町参番街」を通って「高松駅」に戻る右回りと、反対の左回りのルートを設けている。
 運行は午前10時~午後8時。20分間隔で各日計30本が走り、「高松駅」を毎時0分に出るバスは右回り、20分と40分に出るバスは左回り。運賃は大人200円、子ども・障害者100円。バスには黄色いラッピングを施し、県立アリーナや高松シンボルタワー、中央商店街のドームなどをデザインした。
 この日は社会実験開始のセレモニーが高松市浜ノ町のJR高松駅バスターミナルであり、池田豊人知事が「このバスが高松の新しい日常風景になればうれしい」、大西秀人高松市長が「社会実験の成果を検証し、より良いまちづくりにつなげたい」とあいさつした。
 テープカットの後、第1便のバスが約30人の乗客を乗せ、午前10時に商店街へ向けて出発した。高松丸亀町商店街振興組合の古川康造理事長は「中心部とサンポートの連携が深まれば、街のにぎわいづくりに大きな力を発揮する」と期待を寄せていた。
 県は実験期間中の利用状況や乗客アンケートの結果を踏まえ、運行間隔やルートを検討する方針。

(四国新聞・2026/02/02掲載)


関連情報