備讃諸島の石の文化の日本遺産認定(2019年5月)以降、小豆島の採石遺構などを調べている小豆島石丁場調査委員会は7日、香川県小豆郡土庄町の町立中央公民館で、これまでの調査成果の報告会や「大坂城」をテーマにした講演などのシンポジウムを開催する。同実行委は「小豆島の石を知ることで、日本の歴史や文化のうねりを感じられる貴重な機会になるはず」と大勢の来場を呼びかけている。


「大坂城」を支えた小豆島の石丁場の調査成果などについて報告するシンポジウムのチラシ

「大坂城」を支えた小豆島の石丁場の調査成果などについて報告するシンポジウムのチラシ


 シンポジウムは「調査成果が語る、大坂城を支えた石丁場の姿!」と題して実施。第1部では、大阪城天守閣(大阪市)の宮本裕次館長が、大坂城築城に向けて小豆島に石丁場を設けた伊勢津藩(現・津市)の初代藩主・藤堂高虎をテーマに取り上げて講演する。
 第2部では、委員会調査団長の橋詰茂香川歴史学会長が「文献から見る島の石」、瀬戸内ドローン協会の坪佐利治会長が「機器を用いた調査方法」、高松市の梶原慎司文化財専門員が「分布調査によってわかった石丁場の実像」と銘打ち、それぞれの視点から調査成果を報告。その後、調査団のメンバーと宮本館長の計5人が「島の石のポテンシャル―石丁場の実態解明と新たな活用資源としての可能性―」のタイトルでパネル討論会を行う。
 定員は先着200人程度(申し込み不要)。参加無料。開催は午後1時15分から同4時15分まで。問い合わせは土庄町商工観光課〈0879-62-7004〉か小豆島町企画財政課〈0879-82-7000〉。

(四国新聞・2026/03/03掲載)



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