雨滝森林浴公園内にある「雨滝自然科学館」(藤田学館長)。恐竜やナウマン象の化石をはじめ、ナマズ科化石も展示されていると聞き、古代ロマンに触れようと車を走らせた。


紫外線を当てると鮮やかに発色する蛍光鉱物=さぬき市大川町、市雨滝自然科学館

紫外線を当てると鮮やかに発色する蛍光鉱物=さぬき市大川町、市雨滝自然科学館


 同館は森繁前館長が発見した世界最古のナマズ科化石について知ってもらおうと2001年に開館。春休みや夏休みには化石発掘などを体験する「親子教室」を開催し、人気を集めている。
 同館の入り口へと続く恐竜の足跡に導かれて入場。藤田館長の案内で進むと、入り口付近の足元では午(うま)年にちなんだ企画として「木戸の馬蹄石(ばていせき)」の展示が行われていた。カキの化石が馬の足跡に見えることから馬蹄石と呼ばれているそうだ。まんのう町に流れる土器川川床のもので、約7千万年前と推測される。指を沿わせてみると、しっかりと凹凸を感じることができた。
 1階奥には約30種の生きたナマズに出合えるコーナーがある。日本固有種の一つである「イワトコナマズ」や、骨格が透けて見える「トランスルーセント・グラスキャット」など多種多様で、かわいらしいナマズもいるんだと愛着が湧いてきた。


日本固有種の一つ「イワトコナマズ」

日本固有種の一つ「イワトコナマズ」


 階段の前には、クジラの祖先と言われている「ドルドン」の頭部のレプリカがある。口の中から顔を出せるようになっているので、大人も子どもも来館の記念に写真を撮ってみよう。
 2階には世界最古のナマズ科化石のレプリカや、地元住民が海から引き上げたナウマン象の骨や歯などの動植物の化石が所狭しと展示され、太古の暮らしに思いをはせることができる。


世界最古のナマズ科化石のレプリカ

世界最古のナマズ科化石のレプリカ


 中でも目を引くのが、蛍光鉱物を集めたコーナー。聞きなじみのあるルビーやラピスラズリなど約50種が黒い台の上にずらりと並んでいる。電気を消し、台の下から安全な紫外線を当てると、鮮やかなピンク色や緑色に発色した。疑問に思っていると、鉱物に含まれる元素によって発色する色の違いがあると藤田館長が教えてくれた。
 GW親子教室は4月25日~5月10日の間の休館日以外に開催される。岩石から動植物の化石を取り出したり、砂の中からガーネットなどの鉱物を採集する体験も楽しめる。
 参加費が必要。電話で申し込む。問い合わせは雨滝自然科学館〈0879-43-0155〉。

(四国新聞・2026/04/11掲載)



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