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香川県産フルーツ魅力発信へ! セトラスHD 高松三越に洋菓子店
セトラスホールディングス(香川県高松市、HD)は、地域農業の持続的発展に向けた事業の一環として、県産イチゴなど四国の果物を使ったスイーツを扱う洋菓子店を高松市内町の高松三越にオープンした。有名ショコラティエが監修した果物本来の味わいが引き立つ焼き菓子のほか、見た目も華やかなケーキなどを取りそろえ、地元産フルーツの魅力を発信する。
セトラスHDは主力の工業用樹脂添加剤や医薬品に次ぐ事業として、栽培技術とバイオ技術の両面から付加価値の高い農産物を開発する「アグリバイオ事業」を推進。第1弾として北海道の種苗メーカーと連携し、温暖地での栽培例が少ない「夏イチゴ」の県内栽培に着手、高い耐暑性と食味を両立した新品種を3年かけ開発した。2024年から「セントベリー」のブランド名で販売している。
地域農業活性化の出口戦略となる販路づくりにも注力しており、今回の店舗展開はその一環。運営はグループ会社が担う。
3月18日に地下1階に開店した「Maison de CIELetMER(メゾン・ド・シエルエメア)」は、フィナンシェ風の生地にチョコレートやフルーツペーストを流し込んだ焼き菓子「ティグレ」が主力商品。県産イチゴ・さぬき姫や県特産のミカン・小原紅早生(おばらべにわせ)、県オリジナルキウイ・香緑などを組み合わせた。県産イチゴをふんだんに使ったショートケーキやオリーブ卵のプリンなども提供する。ショコラティエの世界大会に日本代表として出場経験がある山本健シェフが監修した。
夏イチゴや四国の野菜のアイスクリームも扱う。カフェスペース(18席)ではサヌカイトで焙煎(ばいせん)したコーヒーも提供している。
店舗展開に合わせ、香川での夏イチゴ開発を題材にした絵本を制作。双子のシエルとメア、夏イチゴを育てるお爺(じい)さん、伝説のパティシェが織りなす心温まるストーリーで、挿絵は県在住の画家・山口一郎さんが担当。店舗デザインには絵本の世界観を取り入れ、優しい雰囲気に仕上げた。営業は午前10時~午後7時(カフェスペースは午後6時半まで)。不定休。
(四国新聞・2026/04/15掲載)

