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現代アートに、アジアの熱気 小豆島、5カ国作家が展示 絵画や立体 鮮やか、躍動的に
アジア5カ国6人の現代アーティストが自信作を持ち寄った特別企画展が、香川県小豆郡小豆島町福田の瀬戸内アジアギャラリー(旧福田小学校)で開かれている。鮮やかな色使いで、海辺のまちを捉えた絵画や、小豆島の文化や歴史を独自の視点で絵巻のようにまとめた版画などが並び、訪れた地域住民らは「迫力がある」「なぜだか親しみを感じる」などと感想を語り合いながら作品に見入っている。
瀬戸内アジアギャラリーは、昨年の瀬戸内国際芸術祭2025の開催に合わせ、アジア各地の作家と協働して、制作や展示、ワークショップなどを手がける施設として再スタート。今回の展覧会はギャラリーを盛り上げようと町が企画。瀬戸芸に出展された作品も含め、マレーシアやタイ、中国、韓国、インドネシアの計6人の作家が、会場の雰囲気に合わせて展示した。
キデ・バハルディンさん(マレーシア)の絵画は、オレンジやピンク、青、緑など鮮やかな色合いで、マレーシアの日常生活や社会史、文化的な風景を描き、人や動物の表情、動きが独特の躍動感を伝える。パンクロック・スゥラップさん(同)の版画作品は、中山農村歌舞伎や棚田での虫送りの光景、ニホンザルの暮らしぶりなど、小豆島で出合った印象的なシーンをスケッチし、時代絵巻のように仕立てている。
初日の25日に行われたオープニングセレモニーには大江正彦町長や地域住民ら約30人が出席。地元の高橋慎一郎さん(79)は「インパクトのある作品ばかりで楽しい。大勢の観光客が福田地区に立ち寄ってくれるきっかけになりそう」と話していた。
開館は5月31日までの土曜~火曜と祝日のほか、4月29日、5月1日の午前9時~午後5時。カフェや食堂、ワークショップなどを随時開催する。夏休み期間も開館を予定している。入館料は500円(島民は無料)。問い合わせは瀬戸内アジアギャラリー〈fukitanomoriterrace@gmail.com〉。
(四国新聞・2026/04/29掲載)

