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秋の夜に幽玄な「薪能」 栗林公園で10月 人間国宝招き 9日からチケット販売
国の特別名勝・栗林公園(香川県高松市栗林町)で10月15日、重要無形文化財保持者(人間国宝)の友枝昭世さん、大倉源次郎さんらを迎えた「栗林公園薪能」が開かれる。能「船弁慶 真之伝」や狂言「萩大名」などの演目をそろえ、秋の夜の大名庭園を幽玄な雰囲気で包み込む。チケットは5月9日から販売する。
同園での薪能の公演は3年連続。かつて高松藩主の下屋敷があった商工奨励館西側の檜(ひのき)御殿跡(芝生広場)に野外の能舞台を設ける。同園観光事務所によると、能は武士のたしなみとして高松藩でも大切にされ、初代藩主・松平頼重の時代から檜御殿で催されたとされる。
演目「船弁慶」は、源義経が兄・頼朝との不仲から京都を離れ、西国へ向かう道中の話で、静御前との別れや平家の怨霊との戦いの様子を描いている。狂言の「萩大名」は田舎大名と家来の滑稽なやりとりが笑いを誘う。舞囃子(まいばやし)「松風」では友枝さんと大倉さんが共演。高松市出身の能楽師・伶以野(レイヤー)陽子さんも出演し、仕舞「筐之段(かたみのだん)」を披露する。
同事務所は「かがり火の揺らめく空間で、幻想的なひとときを満喫してほしい」としている。
チケットはロイヤル席1万6千円、S席1万2千円、A席1万円。
香川県民ホールサービスセンター〈087(823)5023〉やインターネット〈https://kenminhall.com/visitors/ticket/〉などで受け付ける。
(四国新聞・2026/05/05掲載)

