野生のニホンザル約300匹を餌付けしている香川県小豆郡土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」(改修で休園中)が現在、ベビーラッシュを迎えている。3月末に1匹目が生まれて以降、今月15日までに30匹余りが誕生。母ザルに抱かれてお乳を飲んだり、枝や葉っぱをくわえたりして遊んでいる。担当者は「秋には再開できる予定。まだまだ愛らしい姿が見られるので、準備が整ったらぜひ来園を」と呼びかけている。


母ザルの近くで安心した表情を見せる赤ちゃんザル=香川県小豆郡土庄町肥土山、お猿の国

母ザルの近くで安心した表情を見せる赤ちゃんザル=香川県小豆郡土庄町肥土山、お猿の国


 同園のサルは「団十郎」をボスとするA群(約200匹)と、「トラ」が率いるB群(約100匹)の2グループがある。園によると、3月31日にA群で1匹目(雄、体長約20センチ、体重約500グラム)が生まれて以降、順次出産があり、5月中旬からはベビーラッシュに突入。母ザルに抱かれて眠っている時間が長いものの、飼育員が親ザルに与える餌の小麦や大豆、キャベツなどを興味深そうに触ったり、母ザルとじゃれ合ったりする様子が飼育員をほほ笑ませている。


母ザルが餌の小麦を食べる間、葉っぱをくわえてひと遊び


 同園では、今月末までの出産シーズン中に35匹前後の誕生を見込んでいる。飼育員の加治優希さん(28)は「赤ちゃんザルのかわいらしい姿を今はお見せできないのが残念だけれど、しっかりと管理して、秋には元気な姿を見てもらえるようにしたい」と話す。運営会社の日本リゾート(大阪市)は、中東情勢の影響で資材などの搬入が遅れ気味になっているとし、「できる限り早期にリニューアルオープンさせる方針に変わりはない。皆さんが快適に過ごせる空間を提供する」と強調した。


母ザルとじゃれ合う光景が園内のあちこちで見られる


(四国新聞・2026/05/16掲載)



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