子どもの守り神として広く親しまれる香川県三豊市三野町の津嶋神社で4日、夏季大祭が2日間の日程で始まった。県内外から詰めかけた大勢の家族連れらが、期間中に限り渡れるようになる橋を通って沖合の津島にある本殿に参拝し、子や孫の健やかな成長を祈願した。大祭の2日間だけ列車が止まる臨時駅「JR津島ノ宮駅」も設けられた。


夏季大祭の2日間だけ渡れる橋を往復し、津嶋神社の本殿に参拝する家族連れら=香川県三豊市三野町

夏季大祭の2日間だけ渡れる橋を往復し、津嶋神社の本殿に参拝する家族連れら=香川県三豊市三野町


 前日に同市財田町で県内の観測史上初めて40度以上の酷暑日を記録したが、深夜にまとまった雨が降り、津島との間に架かる約250メートルの「つしま橋」(別名「しあわせ橋」)の上は、当たると心身が清められるという心地よい海風が吹き抜けた。涼しいうちに参拝をと、幼い子どもを抱いたり、ベビーカーに乗せたりした夫婦らが早朝から列を作って橋を渡り、本殿で祈祷(きとう)を受けるなどした。
 丸亀市出身で里帰り出産した大阪市の山田真実さん(29)は、6月に生まれたばかりの笑瑠( えみる )ちゃんと丸亀市に住む祖父母と一緒に参拝。「丙午(ひのえうま)の年に授かった女の子なので、いい意味で強く育ってくれたら」と語り、「名前のように、笑顔あふれ、宝石のようにキラキラしたものをたくさん見つける人生を歩んでほしい」と優しいまなざしを向けた。
 津島ノ宮駅はJR予讃線の海岸寺―詫間間のつしま橋近くに開設。列車が着くたびに乗り降りする参拝者で混雑した。今年は記念入場券の販売はなかったが、鉄道ファンも集まり、記念駅名標を入れた写真を撮影する姿が見られた。

(四国新聞・2026/08/05掲載)



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