「瀬戸内」イメージ、コーヒー共同開発 蠣三珈琲(高松)など老舗3社
蠣三珈琲(高松市)など香川、広島、愛媛の老舗コーヒー製造販売3社が「穏やかな瀬戸内海」をイメージしたコーヒーの新商品「瀬戸内珈琲~香りの架け橋~」を共同開発し、1日から販売を始めた。
共同開発したのは蠣三珈琲(1939年創業)のほか、寿屋珈琲飲料社(広島市、47年創業)、日珈(松山市、51年創業)。
3社の営業担当者が研修で顔を合わせた際、「瀬戸内を代表するコーヒーを作りたい」と意気投合。会社の垣根を越えて試作を繰り返し、半年ほどかけて販売にこぎ着けた。
穏やかな瀬戸内海にちなみ、苦味は控えめにし、爽やかな香りと優しい酸味や口当たりが楽しめるブレンドに仕上げた。発売日は、全日本コーヒー協会が定める「コーヒーの日」の10月1日に設定した。
200グラム入りで、ハンドドリップやコーヒーメーカーの使用で約20杯分。価格は1080円。県内では、蠣三珈琲の本社や高松市内の直売店2店舗で販売するほか、同社の取引先の喫茶店などで提供。今後は土産物店などにも販路を広げ、「瀬戸内の土産物」としてアピールを図る。
(四国新聞・2019/10/02掲載)