新潟・佐渡島を拠点に、国内外で活躍する太鼓芸能集団「鼓童」の全国ツアー「道」が5日、観音寺市観音寺町のハイスタッフホールで開かれる。本公演には三豊市出身のメンバー山脇千栄(26)と詫間俊(21)の若手2人が出演。故郷でそれぞれの持ち味を生かしたエネルギッシュな舞台を披露する。


山脇千栄


 鼓童はこれまで世界50カ国・地域で6000回超の公演を実施。パリ公演や野外フェスなどで出演経験がある山脇は「地元でいい音を響かせられるよう全身全霊で太鼓に向かいたい」と話し、今年正式メンバーとなった詫間は「佐渡に渡ってから4年間で成長した姿を見せ、お世話になった方に喜んでもらいたい」と意気込んでいる。


詫間俊


 本公演は10演目で構成し、20代から60代までの15人が出演。詫間は大太鼓を両面から打ち鳴らすメインの演目で裏打ちを担当し、勇壮な演舞を繰り広げるほか、鼓童ファンに人気の「三宅」でソリストを務める。山脇は桶(おけ)太鼓を担いで演奏する「有頂天」で華やかにステージを彩る。

 このほか、小型の太鼓7台で多彩な音色を響かせる「モノクローム」、笛やたて琴、東南アジアの楽器を用いた曲も聴きどころ。演目の間には雅楽の舞もあり、伝統と新たな取り組みを織り交ぜた舞台が展開される。

 17:00開演。会場は大ホール。入場料は5500円。問い合わせはデューク高松、電話087-822-2520。

(四国新聞2019/10/03掲載)

鼓童


会場 香川県観音寺市観音寺町甲1186-2(ハイスタッフホール大ホール)
開催日時 2019/10/05(土)開場16:30、開演17:00
入場料 5500円
TEL 087-822-2520


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