国内外で活躍するパフォーマーが集う「たかまつ大道芸フェスタ2019」が5日、高松市の市中央商店街とサンポート高松で開幕した。ジャグリングやアクロバット、空中芸など多彩な妙技が街角で繰り広げられ、多くの買い物客らが足を止めて見入った。6日まで。


地上6メートルの高さで繰り広げられる妙技を楽しむ家族連れら=高松市丸亀町

地上6メートルの高さで繰り広げられる妙技を楽しむ家族連れら=高松市丸亀町


 フェスタは、高松市などでつくる「MUSIC BLUE TAKAMATSU実行委員会」が主催。10年目となる今年は25組のパフォーマーとミュージシャンが出演する。


曲芸を披露するパフォーマー=高松市丸亀町

曲芸を披露するパフォーマー=高松市丸亀町


 ジャグリングの世界大会で入賞経験がある「桔梗(ききょう)ブラザーズ」は初出演。複数のクラブを目にも止まらぬ速さで投げ合う技を見せると、観客からは「すごい」「速い」といった声が上がっていた。軽妙なトークも織り交ぜ、会場を沸かせた。

 三豊市出身でエアリアルの長谷川愛実さんとジャグリングの目黒陽介さんの2人組「うつしおみ」は、ピアノのしっとりとした生演奏に合わせて演技を披露。地上6メートルの高さで長い布を操って回転したり、鉄の輪にぶら下がったりするパフォーマンスは、大勢の家族連れらを魅了していた。

 次男(11)と一緒にアクロバットを観覧した高松市国分寺町の会社員藤川雅章さん(46)は「想像もつかない技が次々と飛び出してハラハラした。トークのレベルも高く面白い」と楽しんでいた。


椅子を使った演目を披露する中国雑伎芸術団のパフォーマー=高松市サンポート

椅子を使った演目を披露する中国雑伎芸術団のパフォーマー=高松市サンポート


 6日はサンポート高松を主会場に11:00からスタート。多目的広場には飲食ブースが出店するほか、18:30からは出演者が集結して演目を繰り広げる「スペシャル夜会」を行う。

(四国新聞・2019/10/06掲載)



関連情報