小豆島の秋の味覚として人気が高いオリーブの新漬けの販売が10日に解禁されるのを前に、オリーブの栽培や加工などを手掛ける東洋オリーブ(小豆島町池田)で8日、新漬けの袋詰めが本格的に始まった。


袋詰めを前に新漬けのオリーブの実をチェックする従業員=小豆島町池田、東洋オリーブ


 この日は、9月17日以降に収穫し、10日間ほど塩水貯蔵するなど新漬けに加工した早生(わせ)品種「マンザニロ」の実377キロを用意。つややかな実に傷が付いていないかなどを従業員が手作業で確認し、計量や充填(じゅうてん)を行う機械で封入していった。温熱殺菌後に出荷される。

 東洋オリーブ(小豆島町池田)によると、今年は8月の台風10号の影響で落果、傷果が多少あるものの、収穫量は昨年並みの77トンを見込んでいる。新漬け用には11トンを加工するという。

 東洋オリーブ(小豆島町池田)の新漬けオリーブは80グラム入り648円(税込み)で、直営店や島内外の小売店などで販売する。

(四国新聞・2019/10/09掲載)


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