圧巻、巨大なちょうさ(太鼓台)が勢ぞろい―。西讃の秋祭りを豪華絢爛(けんらん)に彩る「さぬき豊浜ちょうさ祭」が12日、観音寺市豊浜町の豊浜八幡神社や和田お祭り広場であった。大勢の担ぎ手に支えられたちょうさは、力強い太鼓のリズムに合わせて町内を勇壮に練り歩き、観衆の目を引きつけた。


祭りで勇壮に練り歩く豪華絢爛なちょうさ=観音寺市豊浜町、豊浜八幡神社

祭りで勇壮に練り歩く豪華絢爛なちょうさ=観音寺市豊浜町、豊浜八幡神社


 豊浜のちょうさは、豪華な刺しゅうを施した掛け布団が2枚取り付けられているのが特徴。高さ約5メートル、総重量は約2トンにも及ぶという。

 前日に宮参りを済ませた22台のちょうさは、祭りの中日となるこの日、午前に町内を巡業し、午後から豊浜八幡神社に集結。「ちょうさじゃ、ちょうさじゃ」の掛け声とともに威勢よく境内を練り歩き、高々とちょうさを差し上げる度に見物客から大きな拍手や歓声が上がった。

 最終日の13日は、午後2時に一宮神社に集結。祭り最大の見せ場となる「かきくらべ」を繰り広げる。夜は提灯(ちょうちん)をともしたちょうさの「おいり」がある。

(四国新聞・2019/10/13掲載)


さぬき豊浜ちょうさ祭



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