自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に、四国の高速道路を定額・乗り放題で利用できる西日本高速道路などのキャンペーン「四国まるごとドライブパス!」の申し込みが好調に推移している。前年同期を3割以上上回り、過去最高のペース。中でも四国在住者も利用しやすい新登場のプランの申し込みがほぼ半数を占め、人気をけん引。四国の人が地元を巡るのに活用されているようだ。


申し込みが伸びている「四国まるごとドライブパス!」のウェブサイト

申し込みが伸びている「四国まるごとドライブパス!」のウェブサイト


 キャンペーンは2013年から毎年開催しており、夏から秋にかけての期間中、西日本高速道路管理の道路が通常料金よりお得に乗り降り自由となる。

 7回目の今年は期間を7月12日~12月1日(お盆を除く)に設定。プランは発着地によって「滋賀・京都・大阪」や「福岡・山口西部」など四つ用意したほか、新たに「四国乗り放題プラン」を設けた。

 四国乗り放題プランは、四国外から訪れる人を主な対象とした前年までの「フェリー・レンタカー限定四国乗り放題プラン」をリニューアルし、四国在住者も利用しやすくした。

 西日本高速道路四国支社の15日時点のまとめによると、今年の「四国まるごとドライブパス!」の申込件数は1万5444件(前年同期比35・7%増)。このうち四国乗り放題プランは7644件で、49・5%に上る。前年のフェリー・レンタカー限定(2142件)と比べると3倍以上になっている。

 四国乗り放題プランの申込者の在住地をみると、四国内が3992件で、四国外の3652件を上回り、四国在住者の利用が全体を押し上げている。利用期間別では、「全日3日間」が4190件で半数以上を占め、「休日2日間」は2408件、「全日4日間」は1046件となっている。

 西日本高速道路は「秋の行楽シーズンを迎え、連休もあるので、ぜひ利用して四国の旅をお得に楽しんでほしい」と呼び掛けている。

(四国新聞・2019/10/19掲載)


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