香港のカップルが24日、小豆島を訪れ、人気観光スポットのエンジェルロード(土庄町)や小豆島オリーブ公園(小豆島町)などで日本の前撮りに当たる「フォトウエディング」を行った。カップルは「あいにくの雨模様だが、自然豊かな小豆島での撮影はいい記念になる」と笑顔で話した。


エンジェルロードでフォトウエディングを行う香港のカップル=土庄町


 フォトウエディングは、香港などアジア圏で流行している結婚式のスタイルの一つ。挙式を控えた前撮りの場合のほか、挙式、披露宴を行わず写真撮影のみで記念にするカップルがおり、海外での撮影も増えているという。日本での撮影は沖縄や北海道などから全国各地に拡大しており、県内でも需要の高まりが期待できることから、県などは積極的に情報発信していくことにしている。

 カップルは共に30歳で、日本フォトウエディング協会(福岡県)の仲介で22日に来県。この日は、午前中に高松市の栗林公園で撮影した後、小豆島を訪れた。栗林公園と迷路のまち(土庄町)では和装だったが、続くエンジェルロードでは洋装に着替えて撮影に臨んだ。

 日本フォトウエディング協会の代表理事でプロカメラマンの鶴留一彦さんの求めに応じ、カップルは見つめ合ったり、手をつないだりとさまざまにポーズ。ウエディングドレス姿のトリスタ・ラムさんは「ここはネットで探した憧れのスポット。(干潮で)渡ることができてラッキー」と話した。

 カップルは来年12月の挙式を予定している。

(四国新聞・2019/10/25掲載)


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