高松市の子どもらでつくる和太鼓集団「夢幻の会」が11月4日、高松市国分寺町の高松国分寺ホールで「第17回和太鼓フェスタ夢幻~祭り~」を開く。夢幻の会出身の奥村唯(20)が所属するプロの和太鼓集団「志多(しだ)ら」(愛知県)の奏者7人を招き、プロ、アマが一体となった躍動感あふれる演奏を届ける。


和太鼓集団「夢幻の会」(資料)


 夢幻の会は奥村唯の父、文浩が和太鼓文化を伝えようと2000年に結成。本公演には小学4年から50歳までの16人が出演する。

 奥村は3歳から父が指導する夢幻の会で研さんを重ね、17年に志多らに入座。プロの和太鼓集団のメンバーとして夢幻の会と共演するのは初めてで「成長を感じてもらうだけでなく、夢幻の会の成長を見られるのがうれしい」と期待を寄せる。来場者には「楽しい舞台を見て」と話し、来場を呼び掛けている。

 プログラムは2部構成、全13曲を予定。前半は同フェスタのテーマ「祭り」にちなんだ楽曲や獅子舞を披露する。このうち四国各県の民謡を編曲した「四国の祭りめぐり」では、夢幻の会の津軽三味線奏者としの笛奏者、奥村の3人がコラボレーションする。

 後半は夢幻の会と志多らがそれぞれの代表曲を演奏。志多らの初代リーダーが夢幻の会のために書き下ろした「宇宙(そら)の石」は、両集団が一丸となって演奏を繰り広げる。

 16:00開演。入場料は高校生以上2300円(前売り2千円)ほか。かがわ文化芸術祭2019の参加公演。問い合わせは奥村文浩、電話090-3183-0100。

(四国新聞・2019/10/31掲載)

和太鼓集団「夢幻の会」


会場 香川県高松市国分寺町新名430
開演日時 11/4(月)16:00開演
入場料 高校生以上2300円(前売り2千円)
TEL 090-3183-0100(奥村文浩)


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