丸亀市中津町の中津万象園で稲荷社に通じる100本の鳥居の回廊が完成し、16日に神事があった。朱色の鳥居が竹林に沿って稲荷社へ連なっており、中津万象園の新たな観賞スポットになりそうだ。


中津万象園の稲荷社へと連なる鳥居=丸亀市中津町

中津万象園の稲荷社へと連なる鳥居=丸亀市中津町


 中津万象園は1688年、丸亀藩の京極家2代目藩主高豊が築庭。園内にある稲荷社は千本鳥居で知られる伏見稲荷大社(京都市)から勧請(かんじょう)した。

 鳥居は1993年から、企業や個人による奉納が始まり、昨年までで60本に。結婚式の前撮り写真の撮影スポットなどに利用されているという。今回、中津万象園を管理運営する中津万象園保勝会が新元号の令和を記念した奉納を呼び掛け、計100本になった。

 神事には奉納した企業や個人が出席。中津万象園保勝会の真鍋雅彦理事長は「100本の鳥居という長年の念願がかない感謝している。多くの人に鳥居の回廊を通って稲荷社を参拝したり、写真を撮影したりしていただければ」と話した。

(四国新聞・2019/11/17掲載)

中津万象園


所在地 香川県丸亀市中津町25-1
営業時間 9:30~17:00(最終受付は16:30)
定休日 水曜日
TEL 0877-23-6326

中津万象園・丸亀美術館



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