秋も深まり、鮮やかな錦をまとった讃岐路。ちょうど見頃を迎えた県内の紅葉スポットを紹介する。

大窪寺(さぬき市多和)



 県境近くの女体山(標高776メートル)の麓にたたずむ四国霊場の結願寺。県内屈指の紅葉の名所としても知られている。イチョウの見頃はやや過ぎたものの、モミジは今が最盛期。赤く色づいた木々が長旅を終えたお遍路さんらを優しく出迎えている。(21日撮影)

法泉寺(観音寺市大野原町)



 日本最古の石積み式アーチダムで知られる豊稔池から約2キロ。樹齢100年超のカエデがイチョウと共に赤や黄色に色づき、あでやかさを増している。この時季、柔らかな光を照り返す様子を捉えようとレンズを向けるアマチュアカメラマンの姿も多く見られる。(20日撮影)

岩部八幡神社(高松市塩江町)



 鳥居の脇にそびえる樹齢600年超の2本の大イチョウ。鮮やかに色づいた葉が、陽光を受けて黄金色に照り映えるさまは圧巻。風に吹かれて1枚1枚と舞い降り、辺り一面に黄色い“じゅうたん”が広がる。今が見頃で、しっとりとした秋の風情を楽しめる。(20日撮影)


紅葉ガイド2019

(四国新聞・2019/11/22掲載)


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