【中止】こんぴら歌舞伎公演発表 白鸚さん親子、襲名披露 4月11日から16日間
【※新型コロナウイルス感染症の感染防止のため中止】
琴平町の旧金毘羅大芝居(金丸座)で来春開かれる第36回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」(町、旧金毘羅大芝居推進協議会主催)の公演発表が22日、町役場であった。今回は、松本幸四郎改め二代目白鸚さんと市川染五郎改め十代目幸四郎さんの襲名披露公演。中村雀右衛門さんや中村鴈治郎さん、大谷友右衛門さんら多彩な人気俳優が顔をそろえる。来年4月11日に開幕し、華やかな舞台を繰り広げる。
大芝居は4月26日までの16日間。各日午前、午後の2部構成で計32公演を行う。松竹によると、今回の襲名披露公演では座頭を設けない方針。
11:00開演の1部は、世話物の人気狂言「隅田川(すみだがわ)続俤(ごにちのおもかげ)」の外題で知られる「法界坊(ほうかいぼう)」を金丸座では初めて「双面(ふたおもて)水照月(みずにてるつき)」まで通しで披露。悪党でありながらどこか憎めずチャーミングな法界坊を幸四郎さんが演じ、江戸時代の文献から引用した家老淡路七郎増兼を白鸚さんが務める。2人がそろって劇中口上を行う。
15:30開演の2部の始まりは、2人の襲名披露に花を添える厳かな「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」で幕開け。続いて、白鸚さんや幸四郎さん、幹部俳優が出演する「襲名披露 口上」を行う。幸四郎さんが木曽先生義賢を演じる「源平(げんぺい)布引滝(ぬのびきのたき) 義賢最期(よしかたさいご)」では、「戸板倒し」「仏倒し」などの迫力ある大立ち回りが見どころ。
公演発表で片岡町長は「来年、町制施行130周年を迎える琴平にとって、また、令和となって初めての公演にふさわしい俳優陣、演目となった。高麗屋の襲名披露を締めくくる素晴らしい公演になるよう町としても尽力したい」と語った。
入場券はJTBとJR四国が宿泊付きセットなどを12月6日から、松竹が来年2月21日から3月21日まで電話とインターネットで入場券のみ販売。3月22日以降は町役場内の事務局で受け付ける。料金はA席15000円、B席11000円、特別席17000円の3種類。問い合わせは事務局、電話0877-75-6714。
(四国新聞・2019/11/23掲載)
四国こんぴら歌舞伎大芝居
場所 | 香川県仲多度郡琴平町乙1241(旧金毘羅大芝居「金丸座」) |
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期間 | 2020/4/11~2020/4/26 |
時間 | 第1部 11:00開演/第2部 15:30開演 |
入場券 | JTBとJR四国が宿泊付きセットなどを12/6から、 松竹が2020/2/21日から3/21日まで電話とインターネットで入場券のみ販売。 3/22以降は町役場内の事務局で受け付ける。 |
料金 | A席15000円/B席11000円/特別席17000円 |
TEL | 0877-75-6714(四国こんぴら歌舞伎大芝居事務局) |