全国各地のご当地うどんが集まる「全国年明けうどん大会2019inさぬき」が12月7日、香川県高松市林町のサンメッセ香川で始まった。初お目見えとなる「こうのす川幅うどん」(埼玉)や「津山ホルモンうどん」(岡山)、「新居浜肉焼きうどん」(愛媛)の3品を含む北海道から沖縄まで18都道府県の計31品が勢ぞろい。会場には約2万1千人が詰め掛け、各地の“自慢の一杯”の食べ比べを楽しんだ。8日まで。


全国各地から集まったご当地うどんを堪能する家族連れら=香川県高松市林町、サンメッセ香川

全国各地から集まったご当地うどんを堪能する家族連れら=香川県高松市林町、サンメッセ香川


 年明けうどんは、白いうどんに赤い1品をあしらい、紅白の縁起物で年始を祝う習慣にしようと2008年に提唱された。大会は、県とさぬきうまいもんプロジェクト実行委が14年から毎年この時期に開催している。

 会場は23ブースが軒を並べ、販売開始前から人だかりができる人気ぶり。家族連れらは各ブースを回ってお気に入りの1杯を購入し、エビフライが入った愛知の「名古屋きしめん」や黒くて濃厚なつゆが特徴の三重の「伊勢うどん」などに長い列ができていた。

 家族7人で訪れた観音寺市出作町の会社員大西美穂さん(37)は「愛知のガマゴリうどんや沖縄そばがお目当て。普段はなかなか食べられないから」と笑顔を見せ、長女の愛菜ちゃん(3)は「伊勢うどんが甘くておいしかった」と満足げ。

 うどんの太さが8センチの「こうのす川幅うどん」を家族3人で食べていた高松市香南町の小学5年の小笠原颯志君(11)は「太さにびっくり。もちもちしていて、味はかけうどんに近いかな」と話していた。

 ステージでは、俳優でうどん県副知事の要潤さんがトークショーで来場者を盛り上げたほか、アイドルグループ「STU48」のミニライブもあった。要さんは8日も、うどんの大喜利などのイベントに出演する。同日のうどん販売は9:30~15:00。価格はすべて1杯400円。

(四国新聞・2019/12/08掲載)


全国年明けうどん大会2019inさぬき

全国年明けうどん大会2019inさぬき


開場 サンメッセ香川(香川県高松市林町2217-1)
開催日時 2019年12/7(9:45~15:30)、12/8(9:30~15:30)
TEL 087-802-2411(全国年明けうどん大会2019inさぬき事務局)


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