白銀の世界、もうすぐ　スノーパーク雲辺寺　ゲレンデ造り急ピッチ

　白銀のゲレンデ、もうすぐ誕生―。香川県観音寺市大野原町の雲辺寺山にある県内唯一の人工スキー場「スノーパーク雲辺寺」で人工雪によるゲレンデ造りが急ピッチで進んでいる。造雪機2台を24時間稼働させて1日最大量約250トンの雪を作り、パイプを通して勢いよく飛ばしながら雪山にしている。オープンは21日の予定。

オープンに向け、人工雪のゲレンデ造りが急ピッチで進むスノーパーク雲辺寺＝香川県観音寺市大野原町

　今年のゲレンデ造りは11月中旬から始まった。現在は朝晩の冷え込みも順調で、多いときにはスタッフらが8人体制で芝生の上にいくつもの雪山を完成させては、圧雪車で厚さ約1メートルほどで平らにならしていく作業を繰り返している。

　ゲレンデは比較的なだらかなため、初心者や家族連れらにも人気。さらに、「チビッコゲレンデ」もオープンする。標高は916メートル。眼下には三豊平野や瀬戸内海が広がり、雄大な眺望も楽しめる。

　スキー場の管理者は「気温が0度前後に安定すれば、オープン時には上質な雪の感触で滑走を楽しんでもらえるのでは」と話している。今季も例年並みの1万5千～2万人の来場者を見込んでいる。問い合わせはスノーパーク雲辺寺、電話0875-54-3805。

（四国新聞・2019/12/17掲載）

スノーパーク雲辺寺

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