書道愛好家グループ「讃友書道会」(島田三光代表)の作品展が4日、高松市のサンポートホール高松市民ギャラリーで始まった。初春を華やかに彩る個性豊かな作品が並び、書道ファンらを楽しませている。6日まで。


華やかな力作が並ぶ讃友書道会の作品展=高松市サンポート


 讃友書道会は元高校書道教諭の島田さんと門下生で2000年に発足。作品展は毎年1月に開いており、今回は漢字と調和体を中心に会員14人の作品28点を展示した。

 同展は作品の大きさや紙の色が自由なのが特徴で、題材は漢詩の他、夏目漱石ら著名人の句、現代詩などさまざま。「令和」の出典元となった万葉集の一節を3本の掛け軸に書いたものや、アイドルグループ「乃木坂46」の曲の歌詞を豪快にしたためた作品も並んでいる。島田さんは白楽天の詩など2点を寄せた。

 作品の隣には作者のスナップ写真も添えられ、来場者は14人の人柄や思いなどを想像しながら鑑賞。高松市の主婦、佐藤日登美さん(64)は「新春らしい作品ばかり。毎年楽しみにしています」と話していた。

(四国新聞・2020/01/05掲載)



関連情報