自慢の地場産品ずらり　丸亀　地域商社が商店街出店　食品など７０種　夜はワインスタンドに

　丸亀市の地場産品の販路拡大や魅力発信に取り組む地域商社「ＯＩＫＡＺＥ」（同市通町）は、同市中心部の通町商店街にショップをオープンした。自信を持って丸亀の土産として持って行ける食品や工芸品などを集めており、相原しのぶ代表は「自分のまちにこんなにすてきなものがあることを、市民に改めて知ってもらえるきっかけになれば」としている。

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　同社は市の業務委託を受けて地域商社事業を行い、全国各地の地場産品を扱う日本百貨店（東京）の首都圏の店舗に丸亀の特産品を卸販売するなどしている。今回は地元の人たちにこそ地域産品の魅力を伝えたいと物販を始めた。

　通町商店街の空き店舗に構えている事務所の一部を改装し、物販店「ＯＩＫＡＺＥ　ＳＨＯＰ」を５月上旬に開店した。売り場面積は約５０平方メートルで、約２０社の約７０アイテムを取り扱っている。営業時間は午前１１時～午後５時。火曜定休。

　店内では、老舗菓子店と養蜂場のコラボ商品で同社が企画の段階から携わった琥珀（こはく）糖、同社オリジナルの瓶詰めの「おいり」や唐辛子の「香川本鷹」を使った無添加素材のアイスなどを販売。パッケージやラベルのデザインに磨きをかけたオリーブ茶や菓子、地場業者が手掛けた多彩な素材やデザインのうちわといった商品もそろえている。

　相原代表は「ものを売ることは、まちを売ること。このショップを通して地元の人たちに特産品の魅力を認知してもらえれば、ものやまちを県内外で売り込むときの大きな力になる」と期待を寄せている。

　午後５時からは、丸亀市の姉妹都市で「美食世界一の街」として知られるスペイン・サンセバスチャンがあるバスク地方のワイン・チャコリを楽しめる「まるがめチャコリスタンド」を店内で営業する。水～金曜の午後８時まで。

　問い合わせは同社〈０８７７（５８）１０８８〉。

(四国新聞・2019/06/03掲載)

OIKAZE SHOP

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