丸亀城(丸亀市一番丁)の大手門から天守に向かう急傾斜で知られる「見返り坂」で13日、「丸亀城福男選手権」が開かれる。角度10度の急な坂道に100メートルのレーンが設けられ、駆け上がるタイムを競う。女性も出場が可能で、12日までインターネットで申し込みを受け付けている。


「丸亀城福男選手権」が開かれる急傾斜の見返り坂=丸亀市一番丁


 福男選手権は、市観光協会が月ごとに実施しているおもてなしイベント「新春フェスタ」の企画で、今回初めて開催する。

 見返り坂は急な傾斜で、時々立ち止まって休憩しては後ろを振り返りたくなることから、その名前で呼ばれるようになったという。福男と言えば、商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)の参道を駆け抜け、十日えびすの参拝一番乗りを競う毎年1月10日の「福男選び」が有名。これにあやかり、丸亀城の名所であり市民になじみ深い見返り坂を舞台に企画を考えた。

 スタート地点は見返り坂の入り口にある観光案内所付近。13日の11:00から順次、2人ずつで走り、タイムを競う。計測は1人1回のみ。上位入賞者に賞品として丸亀の特産品セットが贈られ、特別賞や参加賞も用意している。

 小学生以上が対象で、定員は50人(先着順)。申し込みは市観光協会ホームページから受け付ける。締め切りは12日15:00まで。参加無料。中学生以下は保護者の同伴が必要。

 担当者は「見返り坂を疾走し、丸亀城への愛着や興味を深めてもらえれば」と話している。問い合わせは市観光協会、電話0877-22-0331。

 新春フェスタでは、よさこいの演舞や和太鼓演奏、お笑いステージなども行われる。開催時間は10:00~14:30。

(四国新聞・2020/01/10掲載)


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