丸亀城天守入場、初の13万人突破 19年、石垣復旧に関心
丸亀城(丸亀市一番丁)の天守の年間入場者数が2019年、初めて13万人を突破した。崩落した石垣の復旧に関心が高まったことに加、集客アップの施策によって増加に転じたとみられる。
入場者数は「城ブーム」を受け、17年(12万2591人)まで9年連続で過去最多を更新。18年は夏と秋の週末などに台風や大雨が続いたのが響き、さらに石垣崩落の事故もあって前年割れした。
19年は石垣の復旧事業に関する情報発信の他、城内の5カ所を回る重ね押しスタンプラリー、日本刀ファンの女性に人気の京極家伝来の名刀「ニッカリ青江脇指(わきざし)」の公開などにより、過去最多のペースで推移。12月31日に13万人台に到達し、前年を21.8%上回る13万42人となった。
市産業観光課は「石垣の復旧に関心を持ち、訪れていただいた方々に感謝している。引き続きイベントも絡めながら、丸亀城の観光施設としての魅力を高めていく」としている。
(四国新聞・2020/01/11掲載)