ぷりぷりの身、うまい！　さぬきでカキ焼き盛況

　香川の冬の味覚として知られる「カキ焼き」が人気を集め、さぬき市にある有名店では連日、家族連れやグループ客でにぎわっている。小粒だった昨年に比べ、今年はカキのサイズも十分。来店者は殻付きのカキを丁寧に焼き、ぷりぷりの身を堪能している。

熱々のカキ焼きを楽しむグループ＝さぬき市志度

　さぬき市志度にある「かき焼き　わたなべ」は、1996年から営業する有名店。志度湾でとれた新鮮なカキを提供している。

　店主の八村昭子さんによると、昨季は身が小ぶりだったというが、今季は「厚みも大きさもある当たり年」。大きいものでは長さ10センチ、厚みは3センチほどあり、年末年始も含めて旬の味を求める客で盛況。予約の電話も多く、平日は1週間先、土日は2月中旬までほぼ埋まっているという。

　17日もカキ焼きを楽しむ客が次々と訪れて、大きな身を堪能。岡山市から訪れた会社員大西徹哉さん（30）は「今年は大粒でぷりぷり。とてもおいしい」と笑顔を浮かべていた。

　わたなべは、カキご飯とみそ汁付きのカキ焼き食べ放題（2時間制）を、大人税込み3500円（小学生は税込み1700円、幼児無料）で提供している。要予約。営業は平日が12:00～15:00と17:00～22:00、土日祝日が11:00～22:00。問い合わせは、電話087-894-8676。

（四国新聞・2020/01/19掲載）

かき焼き　わたなべ