江戸期の図会で見る歴史 讃岐国分寺跡資料館・来月2日まで
讃岐国分寺跡資料館(高松市国分寺町)で、企画展「名所図会(ずえ)でみる讃岐国分寺跡と周辺」が開かれている。江戸時代の讃岐国分寺などが描かれた図会と現在の写真を一緒に展示。讃岐国分寺の歴史を当時の絵から振り返っている。2月2日まで。
名所図会は江戸期に刊行された観光ガイドのようなもので、有名な景勝地や寺社仏閣を絵で紹介している。企画展では「金毘羅参詣名所図会」と「讃岐国名勝図会」に加え、現在の讃岐国分寺などの写真パネル26点を展示。江戸初期の絵地図「讃岐国絵図」(市指定有形文化財)も並んでいる。
図会では讃岐国分寺周辺が俯瞰(ふかん)するように描写され、現在とあまり変わらない姿が見て取れる。七重塔跡と金堂跡の礎石もほぼ同じ位置に描かれており「古の礎石これり(これなり)」と記述。奈良時代に建立された同寺跡が、江戸時代にも広く認識されていたことがうかがえる。
入館料は一般100円ほか。問い合わせは讃岐国分寺跡資料館、電話087-874-8840。
(四国新聞・2020/01/23掲載)
企画展「名所図会(ずえ)でみる讃岐国分寺跡と周辺」
所在地 | 香川県高松市国分寺町国分2177-1(讃岐国分寺跡資料館) |
---|---|
会期 | 2019/12/10~2020/2/2 |
開館時間 | 9:00~16:30 |
料金 | 一般・大学生100円/高校生以下無料 |
定休日 | 月曜日(月曜日が休日の場合、その翌平日) |
TEL | 087-874-8840 |