ひな飾り、華やかに 讃州井筒屋敷で企画展
江戸期から昭和期までのひな飾りを集めた企画展が1日から、香川県東かがわ市引田の讃州井筒屋敷で開かれる。引田地区に伝わる豪華な引田飾りをはじめ、同屋敷ゆかりの明治期の御殿飾りなどが並び、屋敷を彩る華やかな展示が、近づく桃の節句を感じさせる。3月22日まで。
企画展は讃州井筒屋敷がオープンした2005年から毎年開催。屋敷の指定管理者「井筒屋敷佐野家保存会」が28日から引田地区の古いまち並み一帯で行われる「引田ひなまつり」の先行行事として讃州井筒屋敷母屋で開き、各部屋の雰囲気を生かした飾り付けを施している。
メインの引田飾りは7段の豪華な飾りと共に、両サイドに子どもが早く美しく育つようにと市松人形が設置されるのが特徴。お供えとして子孫繁栄や家族の成長を願い、縁起物のワケギやハマグリも飾られている。
この他、江戸後期に作られた華麗な衣装が特徴の古今雛(びな)、同屋敷ゆかりの佐野家(井筒屋)所蔵の御殿に人形が入った明治期の飾りなども展示。同保存会の大字正数副会長は「さまざまなひな飾りを楽しんでほしい」と話している。
開館時間は10:00~16:00。水曜定休。入館料は大人300円、高校生以下無料。問い合わせは讃州井筒屋敷、電話0879-23-8550。
(四国新聞・2020/02/01掲載)
讃州井筒屋敷
所在地 | 香川県東かがわ市引田2163 |
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営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 水曜日 |
入館料 | 大人300円、高校生以下無料 |
TEL | 0879-23-8550 |